企画展・特別展のご案内
企画展『長崎版画の世界』
―古版画から現代版画まで―
開催期間:2012/08/18 ~ 2012/11/20終了
企画展『長崎南画の系譜』開催期間:2012/05/11 ~ 2012/08/14終了
企画展『煎茶と長崎 ―聯を中心として―』開催期間:2012/03/03 ~ 2012/04/10終了
企画展『坂本龍馬と幕末の長崎』開催期間:2011/08/03 ~ 2012/02/29終了
企画展『黄檗の書と絵画』開催期間:2011/04/12 ~ 2011/07/31終了
特別展『長崎のお雛さま』開催期間:2011/03/01 ~ 2011/04/07終了
特別展『さよなら寅年』開催期間:2010/12/15 ~ 2011/01/15終了
企画展『坂本龍馬と幕末』開催期間:2010/10/10 ~ 2011/04/10終了

企画展・特別展 入館料


個人 団体(5名以上)
大人 \500 \400
高校生 \300 \250
小・中学生 \200 \150

企画展・特別展 紹介

≪企画展『長崎版画の世界』 ―古版画から現代版画まで―≫
 開催期間:2012/08/18 ~ 2012/11/20  (※この企画展は終了しました。)

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長崎古版画はもともと旅人相手の頗る安価な土産物として製作された大衆版画で、使用の紙質は粗悪で、版の寸法も不規則で一定していません。 版画である以上かなり量産された筈ですが、現存する総数は非常に少なく、歴史的資料として貴重であり、美的鑑賞の対象として珍重されています。

その画材となったものはオランダ船や唐船をはじめ、異国の人物や風俗、長崎に舶載された象など異国の珍しい動物、唐・蘭館図や唐寺、長崎港図などの風景、長崎市街図など異国趣味のものがほとんどです。長崎版画には一般に画家の署名がありませんが、後期の作品には磯野文斎や可敬など署名したものが見られ、版元は針屋、富島屋、文錦堂、大和屋、牛深屋などがあります。

長崎古版画の制作期間は正保年間に始まり、幕末の頃まで出版されたと推定されます。 この間宝暦以降文化・文政の頃が最も盛んになりますが、安政の開港以降、新興の貿易港である横浜が脚光を浴びるに従い、版画の世界でも長崎絵は次第に衰微し横浜絵が新しい異人絵として登場します。

明治になると「長崎市国弊社諏訪神社図」や「長崎港全図」など木版画のほか石版画が出版されます。 またド・ロ神父が日本人絵師に布教用に作らせた10種類の木版画(ド・ロ版画)が残っています。

昭和に入ると田川憲を中心とした現代版画家が「版画長崎の会」を結成し、『詩と版画』『長崎詩帖』などの版画集を出版、失われゆく長崎の風景を多数残しました。

今回の企画展では、長崎古版画から田川憲を中心とした現代版画までを展示紹介します。
異国情緒豊かな長崎の版画を楽しんで頂けるものと思います。


主な展示品
唐船入津之図 大和屋板
阿蘭陀船図説 天明二年板
新刊長崎大絵図 竹寿軒 享保年間
無原罪の聖母とキリスト ド・ロ版画
私版・グラバー氏の庭 田川憲
版画1

版画2

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≪企画展『長崎南画の系譜』≫
 開催期間:2012/05/11 ~ 2012/08/14  (※この企画展は終了しました。)

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江戸時代のはじめ、永暦7年(1653)に渡来した独立性易や化林性偀(万治3年・1660)などの黄檗渡来僧は文人的色彩が強い水墨画を遺しています。 のちに和僧の蘭谷元定や百拙元養も文人趣味に溢れた作品を描きました。

その後、享保五年(1720)には伊孚九が長崎に来舶して南宗画を伝え、池大雅・桑山玉州など多くの画家が私淑しました。
伊孚九は続いて来日した費漢源(享保19年・1734)・張秋穀(天明6年・1786)・江稼圃(文化10年・1804)と合わせて来舶四大家と呼ばれています。 この他にも宗紫岩・徐雨亭・陳逸舟など多くの清人が長崎に南宗画を伝えました。 これらは別系統で日本に伝わっていた南画と渾然一体となり、島原千々石村に生まれた釧雲泉らによって広く全国に紹介されました。

幕末に来崎した江稼圃は、長崎南宗文人画三筆として有名な、鉄翁祖門・木下逸雲・三浦梧門を初め、多くの弟子に画法を伝え、明治期になると崎陽後の三筆と言われる守山湘颿、中村陸舟、伊東深江ら優れた文人画家を輩出し長崎南宗画の全盛期を迎えます。

しかし、明治20年にフェノロサ、岡倉天心主導の東京美術学校が開設されると、マンネリ化した南画は旧派として排除されます。 南画はその後、以前の輝きをなくしながらも、近代的南画表現を模索するなどして今日に至っています。

この展覧会では、当館が所蔵する長崎派と呼ばれる南画の作品を中心に、長崎南画の系譜を紹介していきます。

主な展示品
墨竹図 大鵬 正鯤 筆
竹の子図 高泉 性潡 筆
墨梅図 海眼 浄光 筆
水墨山水図 伊 孚九 筆
山水図 木下 逸雲 筆
墨蘭図 鉄翁 祖門 筆
雪中山水図 三浦 梧門 筆
南画1

南画2

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≪企画展『煎茶と長崎 ―聯を中心として―』≫
 開催期間:2012/03/03 ~ 2012/04/10  (※この企画展は終了しました。)

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中国では明の時代には煎茶が主流となり、明の後期になると浙江から福建の海岸沿いの諸都市では茶館が発達し、煎茶は日常的飲み物としての地位を得て、清時代初期には現在の煎茶道とそっくりな茶器及び作法が成立していました。

中国煎茶の伝来は、隠元を始めとする黄檗宗の僧侶らが長崎に渡来し、僧堂で喫する煎茶を伝えましたが、これと並行して、貿易のために唐人屋敷などに来舶した清人を通じて伝来したとみられています。

煎茶中興の祖とされる売茶翁・高遊外(月海元昭)は童僧のとき、師・化霖と共に長崎を訪れ、唐寺で本場福建省の銘茶武夷茶の接待に鮮烈な感銘を受け、その原体験が京都で茶を広めることに繋がっていきます。
日本の煎茶道は基本を中国に据えながらも、煎茶器あるいは茶葉の推移とともに、日本人の感性に合わせる形で発展してきました。

煎茶の道具としての掛け物は、煎茶の席の中心に考えられています。掛け物には書幅と画幅とがあり、煎茶の席には、隠元を開祖とする黄檗山万福寺の歴代住持の書幅や歴代家元宗匠の筆になるもの、古今の文人墨客の書画や禅宗を中心とした高僧の書幅などが、煎茶の席にふさわしいものとされています。

今回の企画の中心となる聯(れん)とは、「書や絵または彫刻を柱や壁などに、左右に相対して掛けて飾りとする細長い板」や「漢詩で、律詩の中の対句」などを指しますが、煎茶でいう聯とは、一般的に煎茶掛けのうち対になっている細身の掛け軸を指すようです。 このような聯は掛け物の中でも特異なものとされ、伝世するものが少ないことや、人々にもなじみが薄く展示される機会も殆んどないことから、あえて聯を取り上げて展示することにしました。

主な展示品
隠元・木庵・即非 一行書
伊孚九
王克三
江芸閣
程赤城
小曽根乾堂
煎茶1

煎茶2

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≪企画展『坂本龍馬と幕末の長崎』≫
 開催期間:2011/08/03 ~ 2012/02/29  (※この企画展は終了しました。)

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昨年度は初めての企画展として『坂本龍馬と幕末展』を開催致しましたが、展示終了後、お客様から「再度の展示を」とのご要望や「前回見逃したのでもう一度龍馬を」との声が、数多く寄せられました。
それらの声にお応えするとともに、長崎市が11月に予定している『龍馬月間』に合わせ、再び坂本龍馬を題材とした企画展『坂本龍馬と幕末の長崎』を開催することに致しました。

前回の展示に加え、新たに福沢諭吉、長与専斎ほか、長崎にゆかりのある人々を中心に、より充実した展示内容へ変更しております。また、幕末の長崎の焼き物である『亀山焼』『鵬ヶ崎焼』『秋の浦焼』も展示します。

幕末の長崎も舞台となった、TVドラマ『JIN-仁-』のように、お客様ご自身が幕末にタイムスリップして、幕末の日本、幕末の長崎を「見て」「学んで」「楽しんで」頂けるものと思います。

≪開催期間延長のお知らせ≫
当南山手美術館は、光文社発行の雑誌「STORY」の「前園さおり(モデル)の歴女旅」3月号(2月1日発売)に掲載されることになりましたので、現在開催中の企画展『坂本龍馬と幕末の長崎』を、平成24年(2012)2月29日まで期間を延長して開催することと致しました。
また、一部展示品の変更を行いたいと思いますので、まだご覧になっていない方も、この機会に是非ご鑑賞下さい様よろしくお願い致します。


主な展示品
坂本龍馬肖像画 公文 菊遷 筆
坂本龍馬、中岡慎太郎肖像画 藤田 紫香 筆
勝海舟七行書 勝 海舟(渡米中に咸臨丸の船中で詠んだ詩)
西郷隆盛三行書 西郷 隆盛
福沢諭吉二行書 福沢 諭吉
亀山焼・鵬ヶ崎焼・秋の浦焼
龍馬1

龍馬2

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≪企画展『黄檗の書と絵画』≫
 開催期間:2011/04/12 ~ 2011/07/31  (※この企画展は終了しました。)

※画像をクリックすると拡大表示されます。
≪黄檗宗≫
隠元は、興福寺住持の逸然・通事・檀越らの招請により承応3年(1954)長崎に渡来する。
翌、明暦元年に長崎を発って普門寺に入る。
万治元年(1658)、将軍徳川家綱に謁見し、翌年新寺を創建させる旨が伝えられ、山城国宇治郡大和田に寺地が与えられた。
工事は寛文元年(1661)から始まり、寺は『黄檗山万福寺』と命名された。
同3年、隠元は新建成った法堂において、祝国開堂の式を挙げ『臨済宗 黄檗派』が開立された。
(明治7年以後、黄檗宗と呼ばれるようになった。)

≪黄檗の書≫
隠元より前に長崎に渡来していた中国僧は20人近くいた。
彼らは、興福寺・崇福寺・福済寺を拠点として、主として華僑の弔葬にあたっていた。
それらの中に、書画を善くした者がいた。書では黙子・蘊謙・独立などがいる。
彼等の他にも、書に優れた中国僧は多く、慧林・独湛・大眉・南源・独吼・高泉・悦山・千呆・慈岳・道本など挙げるときりがない。
中国僧の書に接する機会の多かった日本僧にも、達筆の者がいた。独照・鉄文・法雲・月潭・百拙らである。
元禄末頃から中国僧が段々減じ、歴代続いていた中国僧の住持も、第14代には日本僧 龍統が出るに至り、ついには第21代の大成が最後の中国僧となった。
近世我が国文化の中に、多種多様な異色の黄檗文化をもたらした中国僧の渡来が途絶えると、黄檗文化自体が色褪せ、書も同じ様に生彩を欠く事になった。

黄檗1

黄檗2

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≪特別展『長崎のお雛さま』≫
 開催期間:2011/03/01 ~ 2011/04/07  (※この特別展は終了しました。)
長崎南山手美術館では、季節に合わせ、特別展『長崎のお雛さま』を開催中です。

平安時代、3月の上巳の節句に、形代(かたしろ)で体を撫でて、身のけがれや災いを人形(ひとがた)に移し、川や海に流して、幼子の無事な成長を祈りました。 その後、『紙雛』が登場し、男雛は烏帽子・袴に小袖を左右にひろげ、女雛は袖を前に重ね、細幅の帯姿のデザインとなっていきます。 江戸時代になり、女子の人形(にんぎょう)遊びと、節句の儀式とが結びつき、雛祭りへと変わっていきました。 江戸時代初期は、形代の名残を残す『立ち雛』や、座った形の『座り雛』(寛永雛)が作られていましたが、これらは男女一対の内裏雛を飾るだけのものでした。 その後、時代が下るにつれて、人形は精巧さを増し、『十二単(じゅうにひとえ)』の装束を着せた『元禄雛』、大型の『享保雛』などが作られました。 江戸時代後期には、『有職雛(ゆうしきびな)』と呼ばれる宮中の雅びな装束を再現したものが現れ、さらに今日の雛人形につながる『古今雛(こきんびな)』が現れます。 江戸末期から明治にかけては、二人だけの内裏人形から、嫁入り道具などの再現、内裏人形につき従う従者人形や小道具、御殿や段飾りなどが増え、スケールも大きくなっていきました。

展示している長崎のお雛さまは、すべてが『立ち雛』を画いたもので、小袖の模様はほとんどが松と藤の花をあしらったものです。 その他、桃に関連した掛け軸や、古銅、桃型の亀山焼などを展示しています。
開催期間は、春休み期間までとなっていますので、お子様連れで楽しまれてはいかがでしょうか?

主な展示品
『雛人形図』掛け軸 石崎 融斎 筆
『雛人形図』掛け軸 斎藤 繍圃 筆
『雛人形図』掛け軸 川原 慶賀 筆
『三千歳図』掛け軸 熊斐明 筆
お雛様1

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≪特別展『さよなら寅年』≫
 開催期間:2010/12/15 ~ 2011/01/15  (※この特別展は終了しました。)
長崎南山手美術館では、去りゆく『寅年』に別れを告げる為、特別展『さよなら寅年』を開催中です。
長崎には"ネコ虎"と呼ばれるかわいい『長崎虎』が伝えられており、 渡辺秀詮、広渡湖秀、大友月湖の虎や、江越繍浦の白虎などの掛け軸をはじめ、松井慶仲の『虎図』屏風、長崎べっ甲の『虎』などを展示しています。
掛け軸の中から、"ネコ虎"が目を三日月にしてこちらを見ている様が、すごく可愛らしく感じられます。
皆さまも一度"ネコ虎"に会いに来ませんか?







主な展示品
『虎図』屏風 松井 慶仲 筆
『虎図』掛け軸一幅 広渡 湖秀 筆
『虎図』掛け軸一幅 渡辺 秀詮 筆
『虎図』掛け軸一幅 川原 慶賀 筆
虎画像1

虎画像2

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≪企画展『坂本龍馬と幕末』≫
 開催期間:2010/10/10 ~ 2011/04/10  (※この企画展は終了しました。)
当美術館の記念すべき第1回の企画展として、『坂本龍馬と幕末』展を開催致します。
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で日本中が龍馬ブームに沸いている昨今、龍馬ゆかりの長崎においてこの企画展を開催する事が出来ます事を嬉しく思います。

龍馬と同じ時代を生きた人々にスポットを当て、幕末の日本で活躍した人々の書画を中心に展示致します。
龍馬の足跡を辿る旅をお楽しみください。

主な展示品
坂本龍馬肖像画 公文 菊遷 筆
坂本龍馬、中岡慎太郎肖像画 藤田 紫香 筆
勝海舟七行書 勝 海舟(渡米中に咸臨丸の船中で詠んだ詩)
横井小楠三行書 横井 小楠
西郷隆盛三行書 西郷 隆盛
佐久間象山詩画 佐久間 象山
中島信行二行書 中島 信行 (海援隊士)
龍馬1

龍馬2

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